赤ちゃんに使用するコルクマットにはたくさんのメリットがありますが、どんな物にもデメリットはあります。
ここでは、赤ちゃんにコルクマットを使う際の8つのデメリットと、各デメリットに対しての対策や対処法をご紹介します。
・赤ちゃん用コルクマットを使う際のデメリットが知りたい
・赤ちゃんのためにコルクマットの購入を考えているけど、デメリットってあるの?
・コルクマットのデメリットに対しての対策・対処法が知りたい
という方は、ぜひ読んでみてください。
目次
赤ちゃん用コルクマットのデメリットと対策・対処法
赤ちゃんにコルクマットを使用する際、8つのデメリットがあります。
それは、
⑴はがして遊んだりかんだりする
⑵コルクの屑が出る
⑶最初はにおいがする
⑷段差でつまずく
⑸厚みでドアや引き出しが開かない
⑹定期的な掃除が面倒
⑺上に置く物によってはへこんだり不安定になる
⑻敷く場所によっては変色・変形する
です。
それぞれの対策や対処法も紹介しながら、詳しくみていきます。
はがして遊んだりかんだりする
1つ目のデメリットは、赤ちゃんによりますが、コルクマットの端につける細長いサイドパーツや本体をはがして、遊んだりかんだりすることです。
赤ちゃんは生後6ヶ月くらいから、興味のあるものを手に取り、舐めたり口に入れたりし始めます。そのため、コルクマットが標的になった場合は、このようなことがあるかもしれません。
こればっかりは赤ちゃんによるので、コルクマットをはがすこと自体しない赤ちゃんもいれば、はがして遊ぶだけの赤ちゃんもいてさまざまです。
ちなみに、赤ちゃんが興味のある物を舐めたり口に入れたりする行為は、大体1歳半くらいまでと言われています。
対策・対処法
・大判サイズのコルクマットを選ぶ
・かんでも安全なコルクマットを選ぶ
・サイドパーツは付けずに凹凸をカット
・興味を示す安全なおもちゃを与える
コルクマットの購入前であれば、赤ちゃんがはがしにくい大判サイズ、かつ、万が一口に入れるようなことがあっても安全なコルクマットを選びましょう。
1枚が45cm×45cm以上のサイズで、無害で赤ちゃんにも安全に使用できると明記されているものがおすすめです。
赤ちゃんがサイドパーツをはがすのであれば、しばらくサイドパーツを外しておくことです。そうすれば、サイドパーツをはがすことも食べることも防げます。
次に本体をはがし始めたという場合は、端にくる本体の凹凸をカットしてまっすぐにすれば、赤ちゃんの興味も薄れ、またはがしにくくもなります。
あとは赤ちゃんがコルクマットよりも興味を示す、月齢や成長に合った安全なおもちゃを十分に与えることも大事です。適したおもちゃは知育にもなり、赤ちゃんの世界をどんどん広げてくれます。
注意や対策をしていても万が一赤ちゃんがコルクマットを誤飲した場合、誤飲した可能性がある場合は、すぐに医師へ相談しましょう。
コルクの屑が出る
2つ目のデメリットは、コルクマットの使い始めにコルクの屑が出ることです。そのため、ザラザラした感触を感じる人もいるでしょう。
これは加工仕上げとして、表面のコルク部分を紙やすりなどで擦る研磨作業をするためです。
特に小粒のコルクマットは大粒と比べて屑がたくさん出ます。
私は最初、小粒のコルクマットを使っていましたが今は大粒を使っています。大粒はあまりコルク屑が出ませんよ。
対策・対処法
・掃除機をこまめにかける
使い始めは特に、こまめに掃除機をかけましょう。そうすることで不要なコルク屑も減っていき、数日後には気にならなくなります。
最初はにおいがする
3つ目のデメリットは、最初は多少のにおいがすることです。
この主な原因は、コルク粒を凝固する際と、コルクシートとPE樹脂をくっつける際の接着剤のにおいです。コルクマットは密封保存されて届くので、それらのにおいがこもっていますが、開封することで徐々になくなります。
人によっては特に気にならない、という人もいます。
ただ、安価なコルクマットの場合、においが強くなかなか取れないことがあるようです。
対策・対処法
・数日で消えるまで待つ
・1日陰干しする
また、検査機関できちんと検査され、有害物質は検出されていないコルクマットは、においがしたとしても赤ちゃんを含め、人体に害はありません。
段差でつまずく
4つ目のデメリットは、コルクマットを部分的に敷く場合、厚みでできた段差で、歩けるようになった赤ちゃんがつまずく可能性があることです。これは、特に高齢者の方など、大人にも当てはまります。
対策・対処法
・段差の箇所を減らすように、赤ちゃんのおもちゃ箱などでコルクマットを囲む
・つまずく可能性の低い1cm前後のコルクマットを選ぶ
おもちゃ箱や倒れる可能性のない安全な家具などでコルクマットの周りを囲むことで、段差の箇所を減らすことができます。
コルクマットの厚みはメーカーによってさまざまですが、大体0.8cm〜2cmの厚みで作られています。
赤ちゃんがコルクマットでつまずくかどうかは、赤ちゃんや部屋の状況にもよりますが、1cm前後のコルクマットを選ぶことで、つまずく可能性を低くすることができます。
厚みでドアや引き出しが開かない
5つ目のデメリットは、コルクマットを敷くと、コルクマットの厚みで部屋のドアや家具の扉、引き出しが開かなくなる場合があることです。
一番多いのは、部屋のドアかもしれません。家具の主な例はTV台やクローゼットの扉、ベッドについている引き出しなどです。
対策・対処法
・部屋のドアや家具の扉、引き出しなどと床までの長さをあらかじめ測り、コルクマットの厚みを決める
・厚みで開かなくなる場合は、その前だけコルクマットを敷かない
部屋全体やドア、引き出しなどの前にもコルクマットを敷く予定の場合は、ドアや引き出しが開閉できる厚みのコルクマットにする必要があります。前もって床までの長さを測り、厚みを決めましょう。
ドアや引き出しが開閉できる厚みのコルクマットがない場合や、開閉できなくなるけど赤ちゃんのために厚みを優先したい場合は、その部分だけコルクマットを敷かない、ということができます。これはジョイントマットならではのメリットです。
定期的な掃除が面倒
6つ目のデメリットは、定期的な掃除が面倒なことです。
コルクマットはジョイントマットなので、ぴったりくっつく部分もあれば、多少の隙間ができる部分もでてきます。その隙間からホコリや小さなゴミが床へ落ちてしまい、また、床だけでなくコルクマットの裏にも小さなゴミがくっつくので、マットをはがして床とコルクマット裏の掃除が必要です。
対策・対処法
・少しずつ掃除をする
・時期によって臨機応変に掃除をする
赤ちゃんのお世話をしながらの掃除は、できるだけ楽にしたいものです。
特にコルクマットの枚数が多いと時間がかかるので、今日はここまで、という風にちょっとずつコルクマットをはがして掃除すれば負担も軽くなります。
定期的な掃除のおすすめ頻度は1シーズンに1回ですが、負担に感じる場合は、ダニやカビの発生率が低い湿気の少ない時期(大体11月〜4月の間で地域によって異なる)は様子をみて間隔を少しのばすなど、臨機応変に対応するといいでしょう。
上に置く物によってはへこんだり不安定になる
7つ目のデメリットは、コルクマットの上に置く物によってはへこんだり不安定になることです。
へこんだ場合は、元には戻りません。そして、家具などを置いて不安定になる場合は、赤ちゃんにとって大変危険です。
対策・対処法
・重い物や不安定になる物を置かない
コルクマットがへこんだり不安定になる物は置かないことです。もちろん、へこむけど不安定にはならない場合、へこみが気にならないなら問題ありません。
敷く場所によっては変色・変形する
8つ目のデメリットは、コルクマットを敷く場所によっては変色・変形することです。日ざしが強い場所に敷くと変色したり、湿度変化により膨張する場合があります。
対策・対処法
・日ざしが強い場所には敷かない
・レースのカーテンやブラインドでカバー
・全面に敷く場合は余裕を持たせて敷く
変色が気にならない場合は問題ありませんが、気になる場合は、日ざしの強い場所を避けて敷きましょう。また、レースカーテンやブラインドでカバーすると、極度な変色を防ぐこともできます。
赤ちゃんに使う部屋で、コルクマットが変形するほど日差しが強い部屋はあまりないと思いますが、日差しで変形するようならその場所には敷かないようにしましょう。
部屋や廊下などの全面に敷く場合は、湿度変化による膨張を踏まえて、余裕を持たせて敷くといいです。
ちなみにこのコルクマットの変色・変形は、地域や部屋の環境によって変わってきます。日差しが当たる場所でも変色しない、一年を通して特に膨張することもない、ということもあります。
赤ちゃん用コルクマットのメリット
今回は赤ちゃんに使うコルクマットのデメリットに焦点を当てましたが、コルクマットにはデメリット以上にメリットがたくさんあります。
赤ちゃん用に使う際の、コルクマットのメリットをざっと挙げると、こんな感じです。
・クッション性が赤ちゃんの安全を守る
・有害物質が含まれない
・防音効果
・床の傷や汚れを防ぐ
・冬暖かく夏は涼しい
・滑りにくい
・ダニやカビが発生しにくい
・普段の掃除が簡単
・追加や交換ができる
・カットできる
・敷き詰めが簡単
コルクマットの一番のメリットは、やはり赤ちゃんの安全を守る優れたクッション性ではないでしょうか。このクッション性が魅力で、購入を考えられている方が多いようです。
“有害物質が含まれない”というのはコルクマットにもよりますが、各種品質検査をクリアし、赤ちゃんにも安心して使えることが明記されているコルクマットが多いです。
まとめ
赤ちゃん用にコルクマットを使う際、
⑴はがして遊んだりかむ
⑵コルクの屑が出る
⑶最初は臭う
⑷段差でつまずく
⑸厚みでドアなどが開かない
⑹定期的な掃除が面倒
⑺置く物によってはへこんだり不安定になる
⑻敷く場所によっては変色・変形する
という8つのデメリットがあります。
ただ、赤ちゃん、あなたの感じ方、お部屋の環境や住んでいる地域によっては、デメリットにならないこともあるでしょう。
デメリットになる場合は、上記に挙げた対策や対処法がそれぞれにあるので、ぜひ参考にしてみてください。
デメリット以上のメリットがたくさんあるコルクマットは、赤ちゃんの安心安全、快適な生活のためにとてもおすすめです。
コルクマットのメリットについて書いている「コルクマットとは?コルクマットの8つの特徴」も、ぜひ読んでみてください。
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