コルクマットの厚みと決め方

赤ちゃんやご高齢の方、ペットのためにコルクマットを購入予定だけど、厚手タイプがあったり、メーカーによっても違ったりと、どのくらいの厚さがいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、厚さの決め方とコルクマットを選ぶ際の3つのポイントについて書いています。また、子供が0歳のときから厚手のコルクマットを使ってきたわたしが、赤ちゃん用コルクマットのおすすめの厚さもご紹介します。

・コルクマットの厚さはどのくらいがおすすめ?
・コルクマットは何を基準にして厚さを決めるといい?
・赤ちゃん用コルクマットの、厚さも含む選び方が知りたい
・赤ちゃんにおすすめのコルクマットを知りたい

という方は、ぜひ読んでみてください。

コルクマットの厚さの決め方

コルクマットの厚さは、8mm、11mm、14mm、16mm、20mmなどさまざまな厚さで販売されています。
赤ちゃんやお年寄り、犬、猫の安全のためにクッションを高めたいなら、厚手がおすすめです。ですが、場合によっては厚手を選ぶと失敗してしまいます。

ここからは、コルクマットの厚さの決め方をご紹介します。コルクマットの厚さを決めるには、以下の2つをまず見ていくといいです。

⑴ドアや引き出しが開閉できる厚さ
⑵段差が多くなっても大丈夫な厚さ

ドアや引き出しが開閉できる厚さ

コルクマットを部屋全体に敷いたり、部屋のドアや家具の扉、引き出しの前にも敷く場合は、ドアや引き出しなどが開閉できる厚さにする必要があります。

コルクマットの厚さで、例えば、TV台やクローゼットの扉、ベッドの引き出しなどが開かなくなることがあるからです。
そのため、あらかじめドアや家具の扉、引き出しなどと床との長さを測っておき、コルクマットの厚さを検討しましょう。

ただ、希望していた厚さでドアなどが開閉できなくなる場合は、ドアや引き出しなどの前だけコルクマットを敷かない、ということもできます。コルクマットの厚さを優先させたい場合は、このような対策もとれます。

段差が多くなっても大丈夫な厚さ

コルクマットの厚さが増すほど、厚さによってできる段差も高くなり、歩けるようになった赤ちゃんだけでなく大人もつまずく可能性が高くなります。

赤ちゃんはもちろん、高齢者のおられるご家庭にも危険なので、コルクマットによる段差がたくさんできる場合は、厚手のコルクマットでも、つまずく可能性の低くなる、厚さ10mm〜15mmがおすすめです。

また、コルクマットを一部に敷く場合は、できるだけ部屋の端に寄せたり、やおもちゃ箱や危なくない家具などでコルクマットを囲むことで、段差を減らすことができます。

ただ、その厚さでつまずきやすいかどうかは、赤ちゃんや人にもよります。段差が特に多くならないなら、あまり気にしなくてもいいかもしれません。

コルクマットを厚さ以外で選ぶ3つのポイント

購入されたいコルクマットの厚さは決まったでしょうか。大体の厚さが決まったら、次に以下の3つのポイントを見ていくと、さらにコルクマットを決めやすくなります。

⑴サイズ
⑵大粒か小粒か
⑶品質試験

サイズ

コルクマットの標準サイズは30cm×30cm、大判サイズは45cm×45cmが多く、中には60cm×60cmも販売されています

つなぎ目があまりない方がいい、敷くときも時間短縮したい、という方は大判サイズがおすすめです。また大判サイズは、コルクマットを定期的にはがして掃除する際にとっても楽です。

赤ちゃん用コルクマットの場合、大判サイズだと赤ちゃんがコルクマットをはがして遊びにくいのもメリットです。45cm×45cmか60cm×60cmがいいですね。

あとはコルクマットを敷く範囲の大きさを測り、少し余裕のある枚数で購入されることをおすすめします。そうすれば、コルクマットがひどく汚れたり傷ついた際にすぐに交換もでき、追加で範囲を広げる際も新たに購入する手間が省けます。

大粒か小粒か

コルクマットには、表面のコルクシートが大粒タイプと小粒タイプがあります。

大粒か小粒によって、重要なクッション性や強度・耐久性に違いはありませんが、見た目や肌触りが違います。それらを比較したので、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください。

見た目…大粒タイプは、よりコルクの雰囲気が出て模様のようにも見え、高級感がある。小粒タイプは粒がきめ細かく、遠目からは薄い茶色一色に見え、落ち着いたナチュラルな雰囲気。

肌触り…大粒タイプは粒が粗いため、小粒タイプと比べてザラザラ。小粒は粒が小さく均一のためサラサラ。

品質試験

コルクマットを選ぶ際は各種品質試験をクリアし、安心して使用できることが明記されているものがおすすめです。

例えば私も使用している「わんぱくラージサイズコルクマット」の場合、シックハウス症候群の原因となる7つの危険物質を検査し、基準に合格しています。
その7つ物質の中にホルムアルデヒドも含むので、わんぱくラージサイズコルクマットはノンホルムアルデヒド製品です。

そのため、赤ちゃんにも安心して使用できます。

大切な人やペットのために、確かな品質のコルクマットを選んであげましょう。

赤ちゃん用コルクマットのおすすめの厚さ

最後に、子供が0歳のときからコルクマットを使用しているわたしが、赤ちゃん用コルクマットのおすすめの厚さをご紹介します。

コルクマットの標準の厚さは8mmで、厚手だと10mm〜20mmとメーカーによってさまざまです。
私は今まで厚さ1.1cmと0.8cmのコルクマットを使用したことがありますが、厚さ0.8cmのものでも、十分にクッション性があります。
子どもが0歳のときも、そのクッション性のおかげで安心安全に過ごすことができましたよ。

ただ、「厚すぎるとドアの開閉に困る」「厚手だとつまずきやすそう」「厚手だともっと値段が高くなる」といったことが気にならなければ、厚手がおすすめです。

コルクマットは標準の厚さでもクッション性に優れていますが、厚手のほうがクッション性が高まり、赤ちゃんの転倒時など、より安全になるからです。

特にお座りを始めてからよちよち歩きまでの赤ちゃんは、本当によく転倒します。そのようなときでも、コルクマットの厚さが増すほど赤ちゃんへの衝撃は軽くなり、事故に繋がる可能性も低くなるでしょう。

また、厚手のコルクマットは標準の厚さと比べ、クッション性だけでなく断熱効果と防音効果も上がります。

コルクマットには断熱性があるので、厚さが増すほど冬は床からの冷気、夏は熱気を遮断する断熱効果も上がるのです。そのため、厚手になるほど過度なエアコン使用も減り、電気代節約になるだけでなく、地球にもやさしく、そして赤ちゃんや子どもはもちろん、大人の健康にもつながります。

コルクマットにある、物が落下した時などの衝撃音や足音を吸収する防音効果も、コルクマットの厚さが増すほど上がります。そのため厚手のコルクマットのほうが、赤ちゃんがおもちゃで遊ぶ音や寝転んで床に足を叩きつける音、走るようになった時の足音などに、より効果的です。

まとめ

コルクマットを部屋のドアや家具の扉、引き出しの前まで敷く場合は、それらが開閉できる厚さにする必要があります。そういう場合は、ドアなどと床との長さを測り、コルクマットの厚さを決めましょう。

あとは、厚さによってできる段差が多くなるようなら、厚手の中でもつまずきの可能性が低くなる10mm〜15mmのコルクマットがおすすめです。

厚さ以外では、⑴サイズ、⑵大粒か小粒か、⑶品質試験、の3つのポイントを見ていくと、コルクマットが選びやすくなります。

サイズは、掃除もしやすい45cm×45cm、または60cm×60cmのラージサイズがおすすめです。
そして各種品質試験をクリアし、安心して使用できることが記載されているコルクマットを選ぶことです。

赤ちゃん用にコルクマットを購入する際は、厚さ0.8cmでも十分クッション性はあります。ですが、「ドアの開閉」「つまずきやすくなるかも」「値段」が気にならなければ、クッション性・断熱効果・防音効果が高くなる、厚手がおすすめです。

いろいろとおすすめを挙げましたが、お部屋の大きさや環境などによっても、それぞれのご家庭での選択は違うでしょう。いずれにしても、コルクマットの厚さを決める際やコルクマットを選ぶ際のお役に立てれば嬉しいです。

コルクマットは大判サイズがおすすめです。
コルクマット大判を買うならコレ!」も、参考にしてみてください。

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段差などが気になるなら、私も使っている「わんぱくラージサイズコルクマット」厚さ0.8cmがおすすめ!