赤ちゃんに使用する場合、コルクマットとジョイントマットはどっちがいいのでしょうか。
ここでは赤ちゃん用として、コルクマットとジョイントマットはどちらがおすすめなのかについてご紹介し、2つを12個の視点から比較しています。
・赤ちゃんのためにコルクマットとジョイントマットはどっちが向いている?おすすめは?
・赤ちゃん部屋にコルクマットとジョイントマットのどちらを買うか迷っているので、違いが知りたい
という方は、ぜひ読んでみてください。
目次
ジョイントマットとは?コルクマットとは?
はじめに、ジョイントマットとコルクマットについて簡単に説明します。
ジョイントマットとは、1つ1つのマットをパズルのように組み合わせて敷くマットのことです。カラーやデザインが豊富にあり、弾力性のあるやPE(ポリエチレン)樹脂やEVA樹脂で作られています。
コルクマットはジョイントマットの種類の1つですが、PE樹脂やEVA樹脂のみのジョイントマットと違い、PE樹脂やEVA樹脂の上に、厚さ1mmのコルクシートが貼り付けてあります。
ここではわかりやすくするために、PE樹脂やEVA樹脂のみでできている物を「ジョイントマット」として、「コルクマット」と比較していきます。
赤ちゃんにはジョイントマットよりコルクマットがおすすめ
赤ちゃんにはコルクマットとジョイントマット、どちらも人気ですが、わたしのおすすめはコルクマットです。
コルクマットの表面のコルクは天然素材なので、赤ちゃんにとってよりやさしく温かみがあり、ジョイントマットと比べても肌触りが気持ちいいです。
また、コルクマットもジョイントマットも、毛足のあるカーペットと比べてダニの発生、繁殖を防ぐことができますが、コルクには天然の抗菌作用があるため、コルクマットのほうが、よりカビやダニに強いのが特徴です。
そのため、大人より体温が高くダニに刺されやすかったり、抵抗力が弱くてダニアレルギーになりやすい赤ちゃんにとって、コルクマットはジョイントマットよりも適していると言えます。
そして、コルクマットのナチュラルな見た目と雰囲気は、どんなお部屋にも合わせやすく、落ち着いた心地よい空間を作ることができます。
ジョイントマットにも木目調などのナチュラルな柄はありますが、コルクマットにはフェイクではなく実際の自然素材であるコルクが使われている、という点もコルクマットの人気の理由です。
以上が、ジョイントマットよりコルクマットのほうがおすすめな主な理由です。
赤ちゃん用のコルクマットとジョイントマットを比較
赤ちゃん用のコルクマットとジョイントマットの違いをわかりやすくするため、2つを12個の視点から比較しました。
コルクマットとジョイントマットはさまざまなブランドがありますが、私が愛用している「わんぱくラージサイズコルクマット」と、「JOYFUL×JOYFULジョイントマット」を比較しました。
どちらも楽天市場店「タンスのゲン」のオリジナルかつ大人気ロングセラー商品なので、参考にしやすいと思います。
比較したのは、以下の12点です。
(1)素材
(2)カラー
(3)サイズと厚み
(4)値段
(5)品質試験
(6)肌触り
(7)クッション性
(7)防音性
(8)防寒性
(9)防水効果
(10)防カビ・防ダニ
(11)掃除方法
素材
わんぱくラージサイズコルクマット
わんぱくラージサイズコルクマットの素材は、表面が天然コルク、本体がPE樹脂(ポリエチレン樹脂)です。
PE樹脂は、人体、特に器官形成の活発な胎児や赤ちゃんに悪影響を与える環境ホルモンを含んでおらず、子供のおもちゃにも使用されている素材です。
そのため、赤ちゃんが万が一口にしてしまっても安心です。
また、PE樹脂は塩素を含まないため、燃やしてもダイオキシンが発生しない、無公害の素材でもあります。
JOYFUL×JOYFULジョイントマット
JOYFUL×JOYFULラージサイズジョイントマットの素材は、「PE樹脂のみのもの」と、「表面がOPP、本体がPE樹脂のもの」があります。
カラー
わんぱくラージサイズコルクマット
わんぱくラージサイズコルクマットのカラーは1種類のみです。
天然の大粒コルクを使用していて、遠目からはベージュや薄い茶色に見えます。
高級感があるお洒落な雰囲気が出ています。
JOYFUL×JOYFULジョイントマット
JOYFUL×JOYFULジョイントマットのカラーは、16種類あります。
単色使いが3種類、2色使いが4種類、木目調が5種類、ヘリンボーン調が2種類、大理石調が1種類、テラゾー柄が1種類です。
・単色使い…オフホワイト、グレー、ベージュ、
・2色使い…グレー×アイボリー、ブラウン×ベージュ、モカ×ベージュ、ブルー×オフホワイト
・木目調…ホワイト、オーク、ライトグレー、アッシュグレー、ウォールナット
・ヘリンボーン調…ナチュラル、ライトグレー
・大理石調
・テラゾー柄
カラフルなジョイントマットを敷くと、お部屋も明るくなります。赤ちゃんは、明るい色を好むので、赤ちゃんの好みにしたいなら、明るい色のジョイントマットを選ぶのもいいでしょう。
ちなみに赤ちゃんは、黄色、白、ピンク、赤、オレンジという順で好きで、青や緑などの寒色系や黒は苦手のようです。
この中でも人気なのは木目調シリーズ、部屋に自然と馴染みやすいので、ナチュラルで落ち着いた雰囲気が好きな方におすすめです。
サイズと厚み
「わんぱくラージサイズコルクマット」と「JOYFUL×JOYFULジョイントマット」のサイズと厚みの展開には、違いがあります。
「JOYFUL×JOYFULジョイントマット」はたくさん種類があるので、「定番カラー」「人気の木目調」「滑らないジョイントマットの木目調」に絞ってみていきます。
わんぱくラージサイズコルクマット
大判サイズ…45cm×45cm、厚さ0.8cm ↓
大判・極厚サイズ…45cm×45cm、厚さ2cm ↓
(両方ともコルクの厚さは1mmで、残りがPE樹脂です。)
JOYFUL×JOYFULジョイントマット定番
大判サイズ…59cm×59cm、厚さ1cm ↓
大判サイズ…59cm×59cm、厚さ2cm ↓
コンパクトサイズ…43cm×43cm、厚さ1cm ↓
JOYFUL×JOYFULジョイントマット木目調
大判サイズ…59cm×59cm、厚さ1cm ↓
大判・極厚サイズ…59cm×59cm、厚さ2cm ↓
JOYFUL×JOYFUL滑りにくいジョイントマット(木目調)
大判サイズ…59cm×59cm、厚さ1cm ↓
大判・極厚サイズ…59cm×59cm、厚さ2cm ↓
値段
「わんぱくラージサイズコルクマット」と「JOYFUL×JOYFULジョイントマット」は、”同じ広さ分(例えば6畳分)と同じくらいの厚さ”のお値段を比べると、ジョイントマットの方がコルクマットより安いです。
上の「サイズと厚み」で私がご紹介した中でも、「滑りにくいジョイントマットの厚さ1cm」以外は、ジョイントマットの方が低価格です。
品質試験
「わんぱくラージサイズコルクマット 」も「JOYFUL×JOYFULジョイントマット」も厳しい品質検査をクリアして、安全が保証されています。
全てのコルクマット・ジョイントマットが、シックハウス症候群を引き起こす「7つの原因物質」を検査し、基準に合格しています。
7つの原因物質の中には”ホルムアルデヒド”も含むので、全てノンホルムアルデヒド製品です。
ちなみに、コルクマットやジョイントマットによっては、ホルムアルデヒド検出試験などの結果が明記されておらず、赤ちゃんや子どもにも安全に使えるものかどうか不明な製品もあります。安全が保証されているものを選びましょう。
また、「わんぱくラージサイズコルクマット 」や「JOYFUL×JOYFULジョイントマット」では防音性能の検査や耐熱検査、抗菌防臭加工などが行われ、マット一枚一枚が工場で丁寧に検品されています。
肌触り
わんぱくラージサイズコルクマット
わんぱくラージサイズコルクマットは、表面は1mmの小粒コルクシート、裏面はPE樹脂でできています。
天然の大粒コルクでできたコルクマットは、手でなでると少しザラザラとした肌触りで、湿気の多い時期や夏でもベタつきません。天然素材なので、赤ちゃんにもやさしい肌触りです。
JOYFUL×JOYFULジョイントマット
JOYFUL×JOYFULジョイントマットは、手でなでるとコルクマットよりもツルツルした肌触りです。
ただし、湿気が多い日は足に吸い付く感触がある場合があります。
クッション性
わんぱくラージサイズコルクマットとJOYFUL×JOYFULジョイントマットは、PE樹脂もコルクも優れた弾力性があるため、赤ちゃんのケガ防止に必要なクッション性に違いはありません。
ですが、厚みがあるほどクッション性は高くなるため、極厚タイプ(厚み2cm)は、厚み0.8cmや1cmのマットよりもクッション性が高くなります。
防音性
コルクマットとジョイントマットは、防音性も特に違いはありません。
コルクとPE樹脂の中にある、空気をたくさん含んだ気泡が衝撃音を吸収するため、コルクマットもジョイントマットも防音効果があります。そのため、赤ちゃんや子供がおもちゃを投げたりひっくり返したり、走れるようになった時の足音などを軽減します。
厚みがあるほど、その防音効果は大きいです。
防寒性
コルクマットもジョイントマットも防寒性がありますが、優れているのはコルクマットです。
PE樹脂でできているコルクマットとジョイントマットは、空気をたくさん含んでいるため断熱性も高く、冬は床からの冷気、夏は熱気を遮断し、エアコンの効きもよくします。
ただ、コルクマットの表面のコルクには、まわりの温度に影響されずに温度を保つ保温性があるので、冬はジョイントマットと比べてコルクマットのほうが、足裏など体が触れた時に暖かく感じます。
私は今までジョイントマットとコルクマットの両方を使用したことがありますが、この点はしみじみ感じました。冬に裸足でジョイントマットの上を歩くと、少しひんやりするのは否定できません。もちろんフローリングよりは暖かいですが。
そのため冬はコルクマットの方が、寝転んだりハイハイする赤ちゃんがより快適に過ごせるでしょう。
防水効果
コルクマットとジョイントマットの防水効果に、特に違いはありません。
コルクマットもジョイントマットも、液体がこぼれるとすぐに染み込むカーペットなどと比べて、防水効果があります。
そのため、赤ちゃんはよくよだれをたらしたり飲み物をこぼしたりしますが、そんな時でも防水効果のおかげで、さっと拭くだけできれいになります。中まで染み込まないのでカビの発生も防ぐことができ、衛生的です。
ただし、ジョイントマットの方がコルクマットよりもツルツルしているので拭きやすいです。
また、ジョイント部分から液体が床にもこぼれた場合は、部分的にマットを外して床を拭き、マットも床も乾いてから再び設置しましょう。
防カビ・防ダニ
コルクマットのほうがジョイントマットよりも、カビやダニに強いです。
コルクマットもジョイントマットも、繊維でできているカーペットやラグなどの敷物と比べると、湿気やゴミが毛足にたまることもないため、カビやダニの発生、繁殖を防ぎます。また、掃除機1回でダニやゴミを吸い取りにくいカーペットなどと違って、さっとかけるだけで簡単にきれいにすることができます。
1ヶ所違う点は、コルクマットの素材である天然コルクには、自身の抗菌作用があることです。そのためコルクマットのほうが、ジョイントマットよりカビやダニが発生しにくいのです。
コルクマットは、ダニに刺されやすくアレルギーの影響も受けやすい赤ちゃん、子供を、天然成分で守ってくれます。
掃除方法
コルクマットもジョイントマットも、普段のお手入れや掃除の仕方に大きな違いはありませんが、コルクマットは、少し気をつけることがあります。
両方とも、普段の掃除はマット上の掃除機がけで十分です。
そして、⑼の防水効果でも述べたように、赤ちゃんが飲み物をこぼしてもさっと拭くだけで済みます。
汚れた部分は、中性洗剤を薄めた液を布に付けて拭いたり、赤ちゃんのおもらしなどのひどい汚れは、その部分だけ外して水洗いすることも可能です。
その時に、コルクマットの場合、拭く際は軽く叩くようにし、水洗いする際も力強くこすらないようにしないといけません。
そうしないと、コルク粒が剥がれる可能性があるからです。それと比べてジョイントマットは、多少力強く拭いたりこすったりしても問題ありません。
まとめ
わんぱくラージサイズコルクマットは、肌触りがオールシーズン気持ち良い、カビやダニにも強い、天然素材のコルクが使われている、ナチュラルで落ち着いた雰囲気になる、というのが主な理由で、赤ちゃん用にジョイントマットよりもおすすめです。
そして、コルクマットの表面は保温性に優れたコルクでできているため、冬はジョイントマットと比べて触れた時に暖かいのもメリットです。
しかし、「わんぱくラージサイズコルクマット」と比較して「JOYFUL×JOYFULジョイントマット」には、
・豊富なカラー展開
・安い
・汚れを拭いたり水洗いしたりする際、力加減に注意する必要がない
というメリットがあります。
「わんぱくラージサイズコルクマット」と「JOYFUL×JOYFULジョイントマット」は違いもありますが、ノンホルムアルデヒド製品であり、耐熱性やクッション性、防音性、防寒性、防水効果が高い、普段の掃除が楽、レイアウトが自由自在、などのメリットは共通しています。これらのメリットが、両方とものロングセラーの理由です。
赤ちゃん用におすすめなのはコルクマットですが、ご家庭によってそれぞれ重視する点も違い、ジョイントマットのほうが合うご家庭もあるでしょう。
コルクマットかジョイントマットのどちらを購入するか決める際の、お役に立てば嬉しいです。
コルクマットは大判サイズがおすすめです。
「コルクマット大判を買うならコレ!」も、ぜひ参考にしてみてください。
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